(画像元:いらすとや)
読者の皆様、お元気ですか?
今日はシンガポールはイースターの休日です。コロナウイルスの騒ぎのため、シンガポールは超厳戒態勢で、僕も外出をなるべく控えています。
さて、数日前に僕のラップトップが故障してしまい、ここ数日はレンタルのラップトップを使っています。
それを言い訳にして、今までラップトップを使って進めてきたイタリア語の勉強は小休止中です。来週修理が完了する予定なので、そうしたら再開します。
さて、イタリア語の代わりに、ここ数日は英語の勉強をしています。
僕が今焦点を当てているのは英語のスピーキングです。
僕は会社で毎日英語でメールを書いているので、業務関連の内容を英語で書くことは抵抗ありません。
ぶっちゃけシンガポール人の同僚よりも、僕の書く英語の方が語彙力や文法力の面で勝っているとさえ思います。
でも、英語を話すことに関しては、僕は彼らの足元にも及びません。
彼らは頭で感じたことを瞬時に言葉にできますが、僕は自分を表現する言葉を考えるのに時間がかかるので、立て板に水のようにスラスラと連続して話し続けることができないのです。
まあ、それでも通常の業務には全く支障はないのですが。人前でスピーチをしろなどと言われない限り安泰です。
とは言っても、自分の考えを淀みなく流暢に表現できる人が羨ましいと感じるのは変わりません。
特にこれからの時代は、人気ユーチューバーなど、情報の収集力と発信力を兼ね備えた人が成功して富を独占していくと思うので、流暢に話す力は非常に重要になってきます。
僕はそもそも日本語でも話すのが苦手な方なので、要は話すという行為自体が苦手なのだと思います。
でも、会社の業務で基本的に日本語を使わない関係上、日本語からやり直すのは遠回りで大変なので、話す練習は直接英語でしようと思います。
さて、具体的にどうやって英語のスピーキングを鍛えるかですが、別にネイティブの人と会って会話する必要はありません。必要な道具が揃えば、自分一人で進められます。
僕のやり方はとても簡単です。
英英辞典を数冊用意して、その1冊のページをめくりながら、各項目を音読し、学びがある箇所があったら、自分で新しいセンテンスを作って言う練習をして、不明な箇所は他の英英辞典を読み比べてクリアにしていく、というのが大方の流れです。
ちなみに僕は3冊の英英辞典を使っています。1冊だけだと不明な点が釈然としないことが多いので、数冊使うことがおすすめです。
英英辞典を使うと何が良いかと言うと、なにせサンプルが文法的に正しいので、自分の間違った癖が自動的に修正されていくことです。沢山読めば読むほど正しい英語が喋れるようになります。
また、音読している時はICレコーダーで自分の音声を聞くようにして、自分の滑舌が悪いと感じる時は、きちんと発音できるまで数回センテンスを繰り返して言うようにしています。
自分の声を聞いて欠点を分析するのは、ネイティブの声を聞くのと同じくらい大切なことです。いくらネイティブの発音を沢山聞いても、自分ではきちんと発音できていないことが非常に多いですから。
一旦やり始めるととても面白い作業なので、30分から45分くらいの練習なら、あっと言う間に過ぎてしまいます。
僕は通常の生活では英語を45分間も喋り続けることは「絶対に」ないので、これは物凄い練習量です。
そして、練習が終わってからも、脳の中で英語を話すことをつかさどる分野が活性化されるので、英語で独り言を呟き続けることがよくあります。
つまり練習している時間だけではなくて、無意識のうちに勉強が延々と続くのです。
最近強く感じるのは、語学の基幹をなすのは語彙・文法・発音の3つですが、それを学んでいるだけでは、いつまでたっても実践的な力が身に付かないということです。
語彙・文法・発音を勉強するのは当たり前で、それを怠ってはいけません。でも、読む・書く・聴く・話すの4技能のうち、いずれかを習得したいと思ったら、その特定の技能に焦点を当てた意識的な訓練が必要になります。
例えば、書く力を身に付けたければ、いくら英語の本を読んでもそれだけではダメで、とにかく書く練習を大量にしなければ、上手く書けるようにはならないのです。
身も蓋もないことですが、英語の本を読んで一番鍛えられる技能は、ずばり読む力で、それは書く力でも話す力でもありません。
僕は昔、とある英語の達人の本の中で、英語がペラペラに喋れるようになるには、とにかく英語を沢山読まなければいけないという記述を読んで、それ以来意識して英語の本を読んできました。
でも、英語をペラペラに話せるようになるのが目的なら、読むよりも話す練習を積極的に取り入れなければいけません。
僕はその練習をずっとサボってきたので、未だにペラペラと喋れないでいるのです。
というわけで、遅ればせながら、僕は英語を話す練習を真面目にすることにします。
これから僕の話す英語がどういう変化を遂げていくのか、今からとても楽しみです!!!