このブログを常に読まれている方はもうご存知だと思いますが、僕の最近のフランス語学習は、小説を読んで新しい単語に下線を引き、それを辞書で調べて暗記するという、この上なくシンプルでオーソドックスな方法で進めています。
この方法はとても気に入っているので、当面の間ずっと続けるつもりですが、それでもたまに焦りを感じることがあります。
「この方法で勉強して、一体どれだけの量の小説を学べば、フランス人と同じようにペーパーバックを辞書なしでスラスラ読めるようになるのだろう?」
という質問を、自分自身に問いかけることがよくあります。
小説5冊くらいでしょうか?10冊くらいでしょうか?それとも、もっと沢山読まなければいけないのでしょうか?
この質問の答えは、残念ながら僕には分かりません。
というのは、今まで僕は英語と中国語を学んで本を自由に読めるようになった経験があるものの、今のような方法で学んだわけではないので、参考にならないからです。
ただ、過去の経験から言えるのは、語学の勉強をしていて小説や雑誌、新聞などが辞書なしでもストレスを感じずにスラスラ読めるようになる体験は、トンネルを抜けて急に青空を見るような瞬間的な出来事ではないということです。
また、別の例えで言えば、補助付の自転車に乗っていた子供が、補助なしで自転車に乗れるようになった感動的な瞬間は、ほとんどの人が鮮明に記憶しているはずですが、語学の上達に関してはそういう鮮烈な瞬間がないように思います。
どちらかというと、できる・できないの境界線がはっきりしない状態で長い間がんばっていて、ある日ふと気が付いたら辞書なしで本がスラスラ読めるようになっていたという感じだと思います。
がんばっても、がんばっても、なかなか出口が見えず、自分がどこにいるのか分からなくなり、呆然と立ちすくみそうになります。
それでも自分を信じてがんばり通すしかないのですが、厄介なのは、そういう努力の末に自分がゴールに到達しても、その瞬間にはなかなか気付かないということです。
ゴールをすでに経過してかなり経ってから、ようやく「あれ、知らないうちにできるようになっていた。」と気付くというのが、語学の上達パターンだと思います。
マラソン・ランナーのようにゴールが具体的に見えれば目標も設定しやすいのですが、そうはいかないのが語学の大変なところです。
結局のところ、明確なゴールラインが見えないものの、ひたすら諦めずに疾走し続けるしかないのでしょう。
僕も語学はそんなものだと割り切って、これからもがんばり続けようと思います!!!
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