シンガポールより!外国語大好きおじさんのブログ

語学が大好きな日本人です。英検1級、中検1級、仏検1級に合格しました。これからも頑張ります!

実験の経過報告です!

昨日の記事では、フランス語のイディオム・カードの学習方法を変更したことをお伝えしましたが、早速今日思ったことを報告させていただきます。

まだ結論に至るには時期尚早かも知れませんが、今回始めた方法はなかなか効果的だと思います。

従来の方法では、イディオム・カードの表面に書いてあるフランス語のイディオムを見て、その裏面に書いてある英語訳をきちんと言い当てられたら、その項目はマスターしたと判断していました。

もちろん100枚のカードを通しで1回だけ学ぶのでは忘れてしまうので、それを数日にわたって複数回繰り返して、長期記憶に留めるように、それなりに工夫してきました。

この従来の方法は、もちろんイディオムの意味を理解するのには一定の効果がありましたが、そのイディオムを自分で使って応用・発展させるというプロセスが欠けていたので、なかなか確実に自分の知識の一部になったという感触は得られませんでした。

それに比べて、今回始めた学習方法はアプローチがその逆で、まずカードの裏面に書いてある英訳を見て、表面のフランス語イディオムをきちんと言い当てられたら、その項目はクリアと判断することにしました。

実際にその新しい方法を試してみましたが、従来の方法に比べて遥かに沢山の時間とエネルギーが必要とされるものの、その見返りとして、学んだ知識がしっかりと身に付いているという実感を覚えるようになりました。

しかもそれだけではなくて、新しい方法では、イディオム・カードを一通り暗記した後に、今度は自分がどんなイディオムを学べたのかを思い起こすために、カードを全く見ない状態で、覚えた項目を頭に浮かんでくる順番で白紙のノートにどんどん書き出してみることにしました。

この、ノートに学んだ項目を書き出す作業というのが実に快感で、この作業をしていると、学んだ知識が更に強固になっていくような感じがしてきます。

今回このような新しい方法を試そうと思ったきっかけは、先日同僚と雑談をしていた時に、ふとactive vocabulary(能動的語彙)とpassive vocabulary(受動的語彙)の話になって、その話題で盛り上がったからです。

僕の解釈では、active vocabularyは単に意味を理解できるだけでなくて、自分でも実際のセンテンスで正しく使うことのできる語彙です。それに比べてpassive vocabularyは、読んだり聞いたりして意味を理解することはできるものの、自分で実際に使うことができない語彙を指します。

通常の場合は、例えば読んで理解できる漢字の方が、実際に書けて使える漢字よりも遥かに多いように、passive vocabularyの方がactive vocabularyよりも遥かに大きいのが普通です。

その日に同僚と雑談をしていて意気投合したのが、「外国語をペラペラに喋れるようになるには、やっぱり自分のpassive vocabularyの中の単語を意識的に活性化して、どんどん実験的に使ってみて、確実にactive vocabularyの中へと移行させなければダメですよね。」という点でした。

今回の新しい方法に話を戻しますが、僕の狙いは、まさにこのpassive(受動的)な知識を活性化して、active(能動的)な知識へと変換することです。

今後のフランス語の勉強においては、この知識のactivation(活性化)のことを常に念頭に置いて、効果的な学習を積み重ねたいと思います。

これから新しい学習方法でどれだけ効率を高められるかを検証するのが、今からとても楽しみです。

新しい1週間も気合いを入れてがんばろうと思います!!!


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