シンガポールより!外国語大好きおじさんのブログ

語学が大好きな日本人です。英検1級、中検1級、仏検1級に合格しました。これからも頑張ります!

僕のフランス語学習遍歴 19

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今年のフランス語検定1級試験は、1次試験(筆記)と2次試験(面接)が6月22日と7月20日に、それぞれ実施されました。

僕はシンガポール在住なので、2回立て続けに日本に一時帰国して受験しました。

仏検1級対策には、ご多分にもれず、僕も過去問題集を6年分入手して練習を繰り返しました。

仏検1級の準備にも、「カンニング法」で臨んだので、1年度につき問題集を2冊ずつ、合計で12冊購入しました。

1次試験の基本フォーマットは以下の通りです:
1.動詞、形容詞ないしは副詞を適切な名詞に改め、全文を書きかえる問題
2.多義語の問題
3.前置詞の問題
4.時事用語や常用の複合語を穴埋めで完成させる問題
5.長文を読み、その流れに沿って、動詞を選択し、適切な形にして空欄をうめる問題
6.空欄に文ないし文の一部を補って長文を完成させる問題
7.長文を読み、その後に定時された6つの文の内容が問題文の内容に一致しているかを判断する問題
8.長文を読み、ポイントをおさえて、その内容を日本語で簡潔に要約する問題
9.書き取り試験(音読CDを聴き、それをフランス語で書き取る問題)
僕の練習のやり方はちょっと変わっていて、過去問題集を1冊ずつ勉強していくのではなくて、上に示した9つのジャンルを、ジャンルごとに集中して6年分の過去問題を立て続けにやるという方法を実践しました。

例えば3.の前置詞の問題なら、2001年の問題集で3.の部分だけやって、その後すぐに2002年の問題集、2003年の問題集、…といった具合にどんどん違う年度の問題集に移って、それぞれ3.の部分だけを集中攻撃しました。

カンニング法にしたがって、1日目はとりあえず問題集をやってみるものの、分からなければ、深く考えずに、すぐに解答欄を見てカンニングし、正解を書き込みます。そして2日目は、全く同じ部分をカンニングなしで自力で解いてみる、という作業を繰り返しました。

このやり方は、ちょっとずるい方法ながら、頭を悩ませずに結果だけはちゃっかり出せる方法なので、試験勉強の準備にはおすすめです。皆さんもぜひお試しになってください!

さて、僕はこんな感じでテクニカルな部分を対処したのですが、精神面でも試験に合格するための下地を作っておきました。

それは、潜在意識を味方につけてしまう方法です。

そのやり方は非常に簡単で、Eメールでも日記でも、とにかく自分が試験に合格すると実際に書いてしまうのです。

「書く」という作業の威力は、あまりにも凄くて、僕はちょっと空恐ろしく感じるくらいです。

口頭で「僕は試験に受かるよ」と言ってみるのは、あまり効果がありません。でも、実際に紙に書き出したり、パソコンで文字を打ち出したりすると、得てして実現してしまうのです!

今回の仏検1級の受験では、僕は家族にメールを出して、合格しますと宣言しました。
Sent: Saturday, May 03, 2008 4:06 PM

6月と7月にあるフランス語検定1級試験には、必ず合格します。「合格したい」とか「合格するかも知れない」とかいう言葉はそもそも存在しません。
1次試験には、案の定合格できました。

また、2次試験を受ける日には、試験会場に到着してから以下の携帯メールを家族に出しています。
Sent: Sunday, July 20, 2008 8:45 AM
Subject: 会場に到着しました。

会場に無事到着しました。トイレもきちんと済ませて完璧の状態です。昨夜も熟睡できたので、もうこれは合格しろと言われているようなものです。
もし、僕がメールで「合格できる自信はありませんが、とにかく全力投球をして頑張ります」と書いていたら、多分違う結果になっていたと思います。

特に面接などでは自信があるのとないのでは、顔の表情や声の張りなどが全く違ってきてしまいますし、それが試験の結果に響いてしまいます。

こんなこともあって、僕はメールや日記を書くときは、自分の潜在意識への影響のことを考えて、書く内容にはとにかく気を付けるようにしています。

また、重要なのは、試験を受ける前の精神状態で、試験を受けた後にどう感じるかは関係ありません。

僕の場合は、今回の試験は1次試験の後も2次試験の後も、感触は全然良くありませんでした。

特に、2次試験の感触は最低でした。

試験官の先生は日本人の男性が1名とフランス人の男性が1名の合計2名でしたが、この2人の男性は、僕がフランス語で自分の意見を述べている際に、全くの無表情で対応していて、僕としては手応えが得られず、かなり慌てました。気が付くともう制限時間いっぱいになってしまい、機械的にこれで終了ですと告げられました。

御茶ノ水アテネ・フランセの試験会場を出た時には、落胆のあまり肩を落として、「仕方がない。また来年受けよう。」と自分に言い聞かせました。試験前の自信満々の状態と比べて、本当に大きな落差です。

こんな感じだったので、試験の1ヵ月後に「合格」の通知を受けた時は、驚きと喜びで、天に舞い上がるような気分になりました!

やはり試験前の潜在意識が僕を助けてくれたのだと、今も信じています。

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2003年5月31日に勉強を開始して以来、5年の長い年月を経て、僕のフランス語はとうとうここまで到達できました。


(続きは、もうすぐアップしますので、乞うご期待!!!)


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