シンガポールより!外国語大好きおじさんのブログ

語学が大好きな日本人です。英検1級、中検1級、仏検1級に合格しました。これからも頑張ります!

これが速読の要諦です!

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         画像元:いらすとや

 

本をもっと速く、もっとたくさん読みたいと思っている人は、このブログの読者の方でも多いと思います。

 

この記事では、どうやったら速読ができるようになるのか、僕自身の経験、最近読んだ本や見たビデオなどに基づいて、自分なりに考えを述べたいと思います。

 

結論から先に言ってしまうと、速読のコツは以下の2点に尽きます。

 

  • 基礎知識をインプットすること
  • 読む内容を取捨選択し、飛ばし読みをすること

 

これができれば読書のスピードは必ず上がります。

 

基礎知識をインプットすること

 

まず、これができると本がスムーズに読めるようになります。

 

具体的には、本に関連した語彙や専門用語などを事前に押さえておくことと、バックグラウンドの知識を頭に入れておくことが肝要です。

 

僕は数年前にCFAというアメリカの証券アナリスト試験を受験しましたが、その準備にあたって、英語で書かれたテキストを大量に読む必要がありました。

 

そこで非常に役に立ったのが、本文を読む前に、太字や斜体で表記されている公式や専門用語を機械的に暗記してしまうというやり方でした。

 

公式と専門用語を暗記してからテキストを読むと、驚くほどスムーズにページが進み、集中力も理解度も大幅にアップしました。このやり方で、CFA試験は無事に合格できました。

 

また、バックグラウンドの知識は、最初は緩い形でも構いません。YouTubeで関連のビデオを見るのでもいいですし、漫画で書かれた入門書を読むのでも大丈夫です。

 

このバックグラウンドの知識があるのとないのでは、本を読んだときの興味や理解度が全く違ってきます。

 

また、僕の得意分野の語学に関して言うならば、外国語の本を読むには、とにかく語彙と文法を知っていなければ話になりません。

 

語彙や文法をきちんと勉強しないまま、英語の本を次から次へと読んでも、英語力はさほど上達しないと思った方がいいでしょう。

 

しばらく前に、英語の本を数千冊読んだと言う、ある日本人学習者の英語のブログを読んだことがありますが、結構文法ミスがあちこちにあって、お世辞にもネイティブ風の英語と呼べるレベルではありませんでした。

 

僕が思うに、その方はセンテンスの暗記を通した文法の練習がまだ足りないのでしょう。基礎がおぼつかないと、本をたくさん読んでもスキルがなかなか上達しません。

 

また、読書と基礎知識の関係をはっきりと認識することも重要です。

 

本を読むことの目的は基礎知識を身に付けることではありません。本を読むことの目的は、今まで自分が身に付けた基礎知識をどう応用して、自分の仕事や生活に役立てるかのヒントを得ることです。

 

基礎知識の習得には、本を読む以外に、やはり地道な泥臭い作業が必要になります。

 

語学で言えば、語彙やセンテンスをカードなどを使って愚直に暗記することが必要です。数学で言えば、教科書に載っている公式を暗記し、練習問題をたくさんこなして、計算スキルをしっかりと身に付けなければいけません。

 

読む内容を取捨選択し、飛ばし読みをすること

 

基礎知識のインプットと同じように重要なのが、飛ばし読みです。

 

自分の判断基準に基づいて、読んでもメリットのない箇所はどんどんスキップすること。これを実践すると読むスピードが断然速くなります。

 

この点に関しては、経済評論家の勝間和代さんが、YouTubeのビデオで分かりやすく解説しています。

 

youtu.be

 

このビデオの一番重要なメッセージは、とにかく完璧主義を捨てて、本を全部読もうとしないことです。

 

僕は以前は完璧主義で、本を最初から最後まで読まないと気が済まない性格でした。

 

でも最近は考えが変わり、結構平気で本を読み飛ばせるようになっています。おかげで読める本の数が以前よりもだいぶ増えました。 

 

飛ばし読みに関しては、京都大学教授の鎌田浩毅さんによる『理科系の読書術』もとても参考になります。

 

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理科系の読書術 / 鎌田 浩毅【著】

 

鎌田さんはこの本の中で「本を読破しても偉くない」、「本を読破する事は勲章でも何でもないのである。」、「我慢して読んでも、右から左に抜けていくだけである。」と述べています。

 

僕は鎌田さんの本を読んでから、本を読み飛ばすことに罪悪感を覚えなくなりました。

 

最近では、外山滋比古さんの『思考の整理学』のようなクラシックとされる本でさえ飛ばし読みをしているので、これは自分的には大きな進歩だと思います。

  

最後に、まとめとして、皆さんにぜひご覧いただきたいのが、メンタリストDaiGoさんによる『速読の嘘』というYouTubeのビデオです。

 

youtu.be

 

このビデオは僕にとってバイブル的な存在で、何回も見ています。これを見れば上に述べた速読の要諦がしっかりと分かります。

 

巷の速読スクールで教えている、目の動かし方などに関する講座は、はっきり言ってお金と時間の無駄だと僕は思います。

 

僕自身も11年前に数万円かけてフォトリーディングの講座を受講したことがありましたが、ほとんど役に立ちませんでした。

 

もしフォトリーディングに本当に効果があるのなら、読書の量が劇的に増えるはずなのに、講座を受講した後もほとんど増えなかったのです。

 

奇を衒うよりも、もっとオーソドックスで当たり前の読書の心構えを教えてもらいたかったです。

 

結論

 

本をたくさん速く読むには、基礎知識のインプットと、取捨選択による飛ばし読みの2点をひたすら実践する、それに尽きます。

 

この2点を柱にして、僕はこれからもたくさんの本を読んでいきたいと思います!

 

 

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