ツイッターで、新しい言語を学ぶ時に具体的にどう進めたらいいですか、というご質問を受けたので、今日はそれに関してコメントさせていただきます。
外国語を学ぶ時に覚えておきたい3つの柱は、語彙・文法・発音です。言語の学び方の戦略を立てるには、この3つの柱をしっかりと構築するのを目標にすると、ビジョンがクリアになり、勉強がブレなくなります。
今日はこの3つの柱の中で、最も重要な文法の勉強方法について書きたいと思います。
結論から言うと、音声CD付きで文法の解説が丁寧な入門書を買ってきて、出てくるセンテンスを暗記していくのが、一番手っ取り早い方法だと思います。
ポイントは、本に出てくるセンテンスを、順番通り1つずつ暗記していくことです。
なぜ順番通りにやるのかと言うと、本の構成からして、ある文法のポイントを説明する際には、通常複数のセンテンスが例文として示されるからです。これらのセンテンスを一緒に暗記すると、文法がしっかりと頭に入ります。
ある一定の文法規則を頭に入れるには、1つの例文だけではなくて、いくつかのバリエーションも一緒に覚えて、その根底にある一定のパターンを見出して身に付けないといけません。
文法の規則がしっかりと頭に入ると、応用が利くようになって、様々なセンテンスを自分で作り出せるようになります。
だからこそ、必ず順序に従ってセンテンスを覚えていくべきなのです。
そのような理由から、僕はセンテンスを暗記するにも、文法を一定の順序で紹介している入門書から暗記するようお勧めしています。
文法の規則に関係なく、ただ数百個、数千個のセンテンスをランダムに集めただけのセンテンス集は、学習者が莫大な数のセンテンスを全部暗記して、ようやく帰納法で一定の文法の規則を導き出せるように作られています。
普通の学習者は、そこまで到達する前に疲弊してやめてしまい、文法の規則がわからないまま終わってしまいます。その点で、とても学習効率が悪いので、僕は初級者の方にはセンテンス集を暗記するのはお勧めしていません。
さて、語学の勉強で文法以外に重要なのは語彙と発音ですが、それについても今後このブログで紹介していくつもりなので、ぜひご期待ください!
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