シンガポールより!外国語大好きおじさんのブログ

語学が大好きな日本人です。英検1級、中検1級、仏検1級に合格しました。これからも頑張ります!

語学の円熟期の学習について

前回の記事の続きです。

外国語を学ぶ際、語彙の量が一定の閾値を突破すると、小説を読む際に文中に分からない単語が出てきても、ストーリーを追うのに全く支障が出なくなり、辞書を引かないまま最初から最後まで読み通すことが可能になります。とにかく内容が面白くて物語に引き込まれ、いちいち辞書を引くのが面倒臭く感じるレベルです。

今の僕の語学力で言えば、日本語、英語、中国語がその円熟期のレベルに到達していて、フランス語はまだずっと下の発展途上のレベルです。

でも、ペーパーバックが辞書なしでスラスラと読めるようになっても、そこで単語の勉強を止めてしまったら、もう語彙が増えることはほとんどありません。

典型的な例が僕の日本語で、新しい単語を覚えたり使ったりする努力を全くしていないので、もう何年も同じレベルで停滞しています。このブログの記事を書くにしても、今までの人生で使ってきた日本語の単語や表現をリサイクルして使い回しているだけです。

幸い英語と中国語に関しては、まだまだ好奇心があるので、今まで使った事のない単語や表現を意識して使っていて、緩やかに成長を続けています。

僕が思うに、語学力が上達して円熟してきたら、小説や雑誌を読む際に知らない単語が出てきても、逐次辞書で調べるのではなくて、とりあえず最後まで一通り読んでしまうのが肝要です。

まずストーリーの全体像を掴んで、最も重要な情報やメッセージを吸収し、それから気になった単語だけを学ぶというスタイルが、円熟期の勉強に向いていると思います。

ここで重要なのは、分からない単語をなんでもかんでも片っ端から調べるのではなくて、自分でも使ってみたいと感じるようなスマートで魅力的な単語や表現だけを選び出し、それらに集中することです。

取捨選択をすることのメリットは、1つあたりの単語の勉強に使える時間が増えることですが、僕は選ばれた単語を機械的に暗記しようとするのではなくて、実際に使ってみて何度も連発することによって覚えるようにしています。会話でもツイッターでもメールでも、あらゆる場面で意識して使うことが大切です。

初めて新しい単語を使う時は、少々ぎこちないのですが、何度も使うことによって自分の語彙の中に溶け込んでいき、やがて無意識のうちにごく自然に使えるようになります。

そして、このスタイルなら語学に過度に縛られることなく、書物自体から得られる知識により多くの注意を傾けられるようになります。本を1冊読み通すにも時間が短縮されるので、読める本の数も増えてきます。

過度に新しい単語や表現を気にしていると、木を見て森を見ずの状態になってしまいます。本を読んだり映画を観たりしても、全体的なストーリーが楽しめなくなるのは、僕のような語学マニアが正に陥りやすい罠なので、本当に自戒したいです。

語学を愛しながら、しかし語学の奴隷にならぬよう、上手くバランスをとってこれからも勉強をしていこうと思います!!!


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