アパートの近所にあるスターバックスは24時間営業なのですが、僕はたまに真夜中から早朝にかけて、空いていて静かな時間にそこに出かけてリラックスしています。
（上の写真はベテランのニュースキャスターClaire Chazalさん。とても気品のある感じの人で、僕はファンです。フランスのニュースキャスターは知的で洗練された人が多いので、見ているだけで楽しいです。そして、確実にアメリカのニュースキャスターよりもおしゃれだと思うのですが、読者の皆さんの感想はいかがですか？）
僕はニュースのポッドキャストをダウンロードしたら、しばらくキープしておくので、僕のiPadには2週間分くらいニュースがたまっています。今日は一気に数日分のニュースを見たのですが、長時間映像を見ながら、大量の外国語を聴くことの大切さを改めて感じました。
大量に聴くことのメリットは沢山あるのですが、主なものに
の3点があります。
僕は学生時代、広東語を学び始めた頃に、広東電視台のテレビニュースを毎日数時間ひたすら聞き続けていた時期があったのですが、確かにあの時期に僕の広東語の聴き取りが飛躍的に上達しました。
僕はもともと北京語が喋れたのですが、北京語の文章を広東語読みにしたニュースの音声を大量に聞くことによって、一つ一つの漢字について、北京語と広東語の対応関係を少しずつ理解していきました。
その過程は、まるでジグソーパズルのこまが少しずつ埋まっていくような感じで、全体像が分かると、言い表せないような興奮を覚えたものです。ものの数ヶ月でジグソーパズルは完全に埋まり、広東語はニュースなら100%理解できるようになりました。
学生時代、僕は時間に関する概念が非常に希薄で、必要な学習時間やコスト、エネルギーなどは完全に度外視して、思いのまま好きなだけ外国語の勉強に打ち込んでいたのですが、今考えてみると、当時のような採算度外視の情熱があったおかげで、僕の語学力の基礎が形成されたのだと思います。
話が少し脱線しましたが、要は何を言いたいかというと、聴き取りの力や単語力を本気で身に付けたいと思うのなら、時間のことなど忘れて、毎日どっぷりとその言語に漬かっている時期が必ず必要だということです。
翻って今の僕を見てみると、検定試験で1級に合格することなどテクニカルな面に関しては、非常に要領が良くなってきたものの、時間を忘れて延々と勉強に没頭するような情熱やハングリー精神が確実に薄れてきたと思います。
この辺で初心に戻らなければいけません。
というわけで、これからは学生時代の熱血だった自分の姿を思い起こしながら、フランス語のニュースを大量に聞き続けていこうと思います。
誰にも負けない情熱を注いで勉強を続けることによって得られるご褒美が、今からとても楽しみです！！！
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